酵素はGFCFダイエットに取って代わるものではありません
アンディー・ニュース、2002年春 第5巻、2号
編集者からのレター
リサ・ルウィス / キャリン・セラウシ

私達の元には、「自閉症スペクトラムの子供に対するGFCF食餌療法のかわりに酵素を摂取すれば良いと教えられた」、という親御さん達からの報告が後を絶ちません。重大な誤解を招くような情報が広まっているようなので、事実を明確にしたいと思います。自閉症のお子さんのご両親は、酵素の摂取は食事療法に取って代わるものではないことを理解する必要があります。

1996年以来、我々は40,000通に及ぶ保護者の方々からの手紙に応えてきました。 そのうちの数百人の方々が酵素の摂取が消化を助け、初めてダイエットを開始するときの禁断症状を和らげ、食べるべきではないものを食べてしまったときの症状の悪化が続く期間が短くなった、と報告しています。 私達はこの件につき科学者や酵素のメーカーの人々と徹底的に話しましたが、彼らもまた酵素は食餌療法にとって補完的に役に立つことを目的とするものであって、どのような酵素サプリメントも一旦摂取されたグルテンや乳成分の全てを完全に消化することを保証できるものではない、との意見でした。 言い換えると、不完全なダイエットや、あるいは毒と毒消しを同時に与えるのに等しい事なのです。

まだグルテンとカゼイン抜きのダイエットが出来ていないお子さんの場合は、酵素を摂る事により大きな効果が現れることが期待できます。 しかし、グルテンと乳製品からのペプチドを体内から90%取り除く場合と100%取り除く場合では、その結果に非常に大きな差があるのです。 もしも厳しいGFCFダイエットで効果の上がったお子さんが酵素サプリメントの摂取に切り替えたケースの研究結果があったならば、(酵素がダイエットを代替できるという意見と)まったく違う結果があきらかになることでしょう。

今までに、GFCFダイエットと同等の効果を酵素の摂取で得られたとおっしゃった方の数は片手で数えられる程でした。 そしてその中の二人はある酵素メーカーの関係者でした。 公正な見地から、それ以外にも同様の経験をされた方がいることと思いますが、それには異なる理由があったと思われます。 例えば、小麦や牛乳にアレルギーがない一部の子供達の場合、腸の疾患が快癒すれば食餌療法は必要なくなります。

非常に多くのダイエットで成功していた子供達がダイエットをやめた数日後、あるいは数週間後に激しい後退を経験しています。 そしてそれは酵素を補給していた場合にもしていなかった場合にも起こっています。 そのような内容の手紙を受け取ると心が痛みます。 そしてご両親達は酵素メーカーや酵素に切り替えて良いと言った専門家達に対して大きな怒りを覚えると語っています。 どのような子供は安全にGFCFダイエットをストップして良い、と分かるようになるまでは、ダイエットで効果を示している子供にグルテンや乳製品を与えるよう薦めることは無責任なことと言わざるを得ません。

私達がGFCFダイエットを続けている人々から利益を得ているかのようにとられるかもしれませんが、私達自身が家庭内のライフスタイルとしてGFCFを捉え、それを継続するために多大な努力をはらっていることをはっきりとお伝えしたいと思います。 もしもGFCF食餌療法がもはや必要なくなるのなら、私達にとってもこれほど嬉しいことはありません。 このニュースレターがもはや時代遅れになること以上に私達を喜ばせてくれる事はないのです。

GFCFダイエットに変わる真の代替療法が発見されたなら、私達はその「魔法の弾」を買う列の先頭でお財布をにぎりしめていることでしょう。 そして夕食にピザをとり、幸せな気持ちの中で次の仕事を探します。
リサ & キャリン
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