便秘

便秘とは腸の蠕動(ぜんどう)が異常のため、乾燥した硬い便が腸を通過をする状態のことです。 便秘,それ自体は病気ではありませんが, それに潜む腸の障害を示す徴候なのです。 腸の蠕動(通便)回数が週に2回以下の場合を便秘であると考えられています。 多くの栄養学志向のヘルスケア専門家は一日に1-2回の蠕動が体内の解毒作用のメカニズムを支え、下腹部の腸管発酵防止に役立つ健全なものであると考えています。 又、便秘は放っておくと糞詰りを起こします。


[徴候と症状]
異常に硬くて乾燥した便が稀に通過するので蠕動(通便)の際に痛みを伴ったり、下腹部の不快感、膨張感があり、痔になることもあります。つま先歩きは自閉症痔特有の便秘の徴候です.


[考えられる原因]
1. 食事の要素
糖分や炭水化物の多い精製された加工食品等の摂取が多く、繊維の少ない食事が便秘の原因であるという証明がされています。
血糖値が高いと胃腸の蠕動を減じて便秘を起こすとも報告されています。
2. 腸の障害
腸壁漏れ症候群や悪玉菌の過剰繁殖、腸のスムースな筋緊張の減 退、腸の神経障害、腸の構造的な異常等.
3. 医薬品と栄養サプリ
発作抑制剤や抗鬱剤、鎮痛剤とアルミニウムを含む抗酸化剤及びカルシウムや鉄分補給のサプリも便秘を誘発すると考えられています。
4. その他
ストレスや甲状腺機能の低下、マグネシウム不足、運動不足等。


[診断方法]
1. 総合消化便分析(CDSA) Comprehensive Digestive Stool Analysis
2. 有機酸試験
3. 食品アレルギー検査
4. 便秘を誘発するマグネシウム不足とカルシウム過多を検出する代謝スクリーニングテスト及び甲状腺機能低下症を診断する甲状腺パネル
5. 糞詰りと便秘の原因を調べる特殊なX線検査KUBも腸の構造的な異常があるかどうかを診るのに有用。


[治療方針/対策]
1. 潜在的原因の解明と除去.
医師と相談の上、カルシウムや鉄分の摂取量を調整し、マグネシウムを補給。
潜在的な甲状腺代謝障害を治療し、十分な運動をさせること。

2. 食餌療法
糖分、単純炭水化物や精製及び加工食品の摂取を減らすこと。
果物、野菜、全粒穀物、大豆や豆類に多く含む繊維の摂取を増やすこと。但し、急劇な変更はガス(おなら)になるので徐々に増やして行くこと。
すいぶんの補給を増やし、アレルギー反応或いは過敏反応を示す食品を排除すること。

3. 潜在的消化機能不全の是正
イースト菌やバクテリア等の腸の病原菌を一掃して腸管漏れ症状を治療する。

4. プロバイオティックス(腸内有用菌)サプリメントで腸内細菌のバランスを改善。

5. 消化酵素サプリメントで消化分泌不足を補充。

6. 食事療法や天然のサプリによる栄養補給にも反応しない場合には次の様な医薬品を使用して治療
X-Prep(Senokot)緩下剤
センナを含む、蠕動を刺激する緩下剤
Miralax:便の中に水分を保留し、便を軟化させる合成ポリグリコール
小児用Fleet Enema:経口剤では反応しない重度の場合は浣腸を使用.
Docusate Sodium:便の軟化剤

7. 便秘治療用栄養サプリ
プロバイオティックス(腸内有用菌)と消化酵素
キ 繊維:果物や野菜に含まれるペクチン、慢性の便秘に医薬品の便の何か剤よりも良く効くオオバコの種の殻から採るオオバコ繊維、Kirkman社の製品で善玉菌のオメガ3脂肪酸を含むフラックスシード(亜麻の種)等優れた製品が殆どの健康食品店で入手可能.
マグネシウム:腸のリズミカルな蠕動を促す筋肉弛緩剤。但し服用量が多すぎると下痢を起こすので服用量は徐々に増やして行くこと。
ビタミンCと緩下剤として非常に有効なアロエAloeVera樹脂のカプセルがベスト(ジェルではない)。
オメガ3脂肪酸:亜麻の種油。腸を滑らかにして定期的な排泄運動を促すサプリ。
MSM(Methylsulfonylmethane):硫黄分の含有量が多く、中度の便秘に有効。
センナ:他の方法で効かない時に有効.但し緩下効果依存になり易いので要注意。
ミネラルオイル:長年多く使用されているもの。経口で服用。腸の潤滑効果が高く、服用後、24時間以内に腸の腺動が起るとされている。但し、必須脂肪酸やビタミンA,D,EとKの吸収を妨げることもあるので要注意。

●ここに書かれているガイドラインはあくまでも推奨出来る治療の選択肢であり、症状やその重さの度合いも各個人によって異なることから誰にでも推奨出来る治療対策ではありません。各個人の治療方法については必ず医師と相談して決めてください。
●個々の治療での基本的な処置が他の異なった症状の時のものと重複するものがあります。
●概して服用量についての指示は当社製品のサプリについてだけのものです。他社製品についてはそのメーカーのラベル上の指示に従って下さい。


ページトップへ▲