健康な子供に自閉症の症状が起こる原因については多くの説がありますが、まだ多くの研究が必要です。ここでは限られた中から幾つかの説を紹介します。

1. 遺伝子説
両親や兄弟にも同じ様な消化器系の問題が多く診られることから遺伝子と自閉症児の胃腸障害との間に何らかの関係があるという説があります。一般的に自閉症そのものの進展にも遺伝子が関係しているという研究発表もなされていますが、遺伝子と自閉症児の胃腸障害との関係についての具体的な研究は」まだ始まったばかりです。

2.消化管の爛れと炎症
一般的に腸壁の炎症はある種の食物や薬品、化学物質の毒素、不完全消化 の食物の蛋白質、腸管内の伝染性の微生物等によって起るとされています。 グルテンやカゼインはアレルギー反応を起こす食品と同様腸管の炎症を起こす原因とされています。

又、薬では抗生物質、セルロイド、アスピリン、非ステロイド系抗炎症剤等が腸管壁を爛れさせ、イースト菌の様な微生物の過剰繁殖をもたらします。そしてそれが更に腸管の粘膜の爛れを起します。自閉症児の多くの両親が最初に問題が起きたのは何回か抗生物質を服用した後だったと感じています。食品に使われている人工添加物、保存料、着色剤や甘味料、殺虫剤、ホルモン剤等の化学物質も皆その毒で消化器系を攻撃し、腸管内に酸化作用による損傷を与えるのです。 更に、イースト菌、バクテリア、寄生虫、やその他の有機微生物の過剰繁殖によって腸壁が炎症を起こし、その結果、腸管の膜がスカスカに漏れ易い状態になってしまいます。そしてそれが体全体の諸問題の根源であるともいえます。

3.抗ウイルスワクチンによる損傷
抗ウイルスワクチンも自閉症児の胃腸障害に深い関係があることも証明されています。英国のRoyal Free HospitalのAndrew Wakefield 博士は3種混合ワクチンが自閉症児の腸の粘膜の損傷に関係があることを示唆する幾つかの記事を発表しています。Wakefield博士が行った生体組織検査で、自閉症児の腸管膜の中に3種混合ワクチンに含まれる或る特定のはしかウイルスの病原菌が発見されました。その結果、ileocolonic lyhmphoid nodular hypoerlasia(回結腸リンパ球小集合体形成)LNH又はenterocolitis大腸炎(結腸園)として知られているこのウイルスに関係する腸の炎症が認められると報告されています。このワクチンと自閉症児の腸の損傷との関連については医学界で大きな議論を巻き起こしています。 この説を支持する論文も多く出されています。

4. 重金属による腸の損傷
自閉症とワクチンとの関係で重金属、特に多くのワクチンの中に含まれている水銀を含むチロメサル保存料が有害であるという説もあります。この水銀の自閉症への毒性効果についてSallie Bernard 氏等による180以上の記事があります。又、水銀がどの様に腎臓や神経系を害するかについてかなりの研究がなされています。その結果、体内に注入又は経口で摂取された水銀は胃腸管の上皮粘膜を直接傷つけるということが証明されています。 或る治験では消化管の粘膜に水銀を投与すると小腸の上皮細胞が傷つき、腸の上皮組織の透過が進み、更に試験官内では隔離された腸の上皮細胞に遺伝毒性及び細胞毒性が認められています。エチル第一水銀の49.6%を占めるチメロサルがどの様に細胞を傷つけるかについての研究もあります。

この水銀や重金属の健康への悪影響を認めるConsensus Reportやこの様な 体内の毒性物質を除去する為のProtocolも確立されています。しかし水銀やその他の重金属物質を除去する(キレート化)前に栄養不良や胃腸障害を是正し、腸管を治癒しておくことが肝要です。

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